新宿漢方堂 新宿漢方堂〈媚薬〉   2014年12月16日発売
作:泡蔵  イラスト:KUN

 この作品は結構前に書いた作品ですね。短編みたいな形で当時やっていたホームページで発表したのですが、今回大幅に追加書きなおして長編に仕上げました。
 作中に出てくる美星(メイシン)は泡蔵のお気に入りのキャラクターです。なのですが、謎が多い設定になっているので、殆ど出てこないという、なんとも書いていて歯痒い思いをしておりました(^^ゞ
 でもこのシリーズは、続けていこうと思っているので、そのうち美星の過去のお話でも書こうと画策しております ( ^∀^ )ニコニコ

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Amazon 電子書籍専用端末「kindle」及び専用アプリ「kindle」で閲覧可能。 2014年12月4日発売
DLsite.com E-PUB、PDFファイル、
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PDFはA5サイズとスマートフォンに最適化したファイルの2種類が入っています。
BOOTH E-PUBファイル、
E-PUBはApple ibooksで閲覧可能。
 
 新宿歌舞伎町を中心に風俗ライターをやっている片桐は、雑誌社の依頼により最近歌舞伎町界隈で噂になっている「媚薬」の取材をすることになった。
 この手の薬の噂は休むことなく立ち上っては消えていくので本来雑誌になど取り上げられるようなネタではない。だが今回の噂の面白いところは媚薬を売っている店の名前まで出ていたところだ。
 その店の名は「新宿漢方堂」……
 いったいどこから出てきた名前なのかわからないが所詮は噂話。真剣に取材をする気のない片桐は、時間も随分立っているので面白いストーリーが作 り上げられているだろうと風俗関係の人間に話を聞くことにした。そして今日仕事で知り合った風俗嬢のレイラに取材を入れることにする。快く取材を受けたレ イラは、なんと知り合いから地図まで手に入れてきたのであった。しかも地図は片桐もよく知る歌舞伎町……だが地図に書かれている路地など長年歌舞伎町で仕 事をしている片桐の記憶の何処にもない。そして新宿漢方堂には地図に書かれている営業時間、午前4時から5時までに行かないと店は見つからないと聞かされ る。
 そんな胡散臭い話であったが、片桐は地図に呼ばれているかのように新宿漢方堂へ向かうことにする。
 そして、片桐は知らず知らず不思議な世界へ迷いこんでしまうのだった。